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ライブも終盤、IDOLiSH7はダンス用の衣装にお色直しをし…

 庭園の角にある墓に驚き、声をあげる環。

環「おわっ、墓まであんじゃん」
一織「この城は西洋フリークだった先代のご夫婦がスコットランドの古城を移築したものらしいです。そちらも趣味なのでしょう」
環「…ゾンビ出てきたりしねぇ?」
一織「日本の法律上、埋葬されているとしても火葬された状態ですから心配ありませんよ」
壮五「ちょっと二人とも、今日はそういう話は……」
環・一織「あ……」

 墓を見つめるナギ。

陸「ちょうど一年前だね」
三月「……ナギ、大丈夫か?」

 心配してのぞきこんだナギの顔は、想像とはちがう晴れやかな笑顔だった。

ナギ「もちろん!ワタシは今まさにハルキの曲と一緒にいるのですから」

 そう答えるナギの頭をポンと大和が優しく触れる。

ナギ「さあ、皆がライブの再開を待っています!行きましょう……!」

 

 


 古城を貸し切り、王子だと判明して帰還した<六弥ナギ>を全面に押し出した復帰ライブイベントも終盤。


 アイドルらしいダンスパフォーマンスをしやすい衣装にお色直しをしたIDOLiSH7はセンターを普段の<七瀬陸>に戻し、再びライブパフォーマンスを行う。

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ライブ リスタート!

アンコールも終え、いよいよ終幕……

 ライブの終わりの挨拶として、礼拝堂のステージでナギがマイクを握る。


ナギ「ワタシたちを応援してくださるファンのみなさん。遠くから見守ってくれている兄上や祖国の皆…
  (そして、ハルキ ―――――― )
  あなたたちのおかげでワタシはメンバーとここに立っています。楽しい時はあっという間ですが、また次の楽しいことをしましょう。ワタシはこれからずっと<六弥ナギ>でいることができるのですから」


 ナギの言葉に思わず涙のこぼれる大和と三月。
 他のメンバーも優しく見つめながら目をうるませる。

 

ナギ「In just a sec! 来週のこの時間からはTVアニメ「アイドリッシュセブン Second BEAT!」の放送が再開します! またすぐにお会いできますね♪」
三月「いきなり番宣かよ!」
大和「はははっ台無しだな」
壮五「でもいよいよだね」
 環 「俺もずっと待ってた!」
一織「ゲームの連動イベントもお忘れなく」
 陸 「来週もすっごく楽しみだね、ナギ!」
ナギ「Yes. またお会いしましょう。愛しています」


 こうして古城を貸し切って行われた『六弥ナギ復帰ライブ&ファン感謝イベント』は終幕した。
 

 

終わり

ご来場いただきありがとうございました!

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